2021年9月3日 秋本美智子エッセイ
行徳に生きた志村はなさんの話をお伝えしたい。 はなさんは、明治26年に3人姉妹の末っ子として浅草で生まれた。3歳の頃、父親が亡くなったため、父親の実家に1人だけ預けられた。「あたしゃ、親に早くうっちゃられちゃってね」 …
2021年6月30日 秋本美智子エッセイ
終戦前、行徳にも空襲があったことを小さい頃からよく祖母に聞かされていた。ところが、その中に記録のない空襲があることを、平成27年8月13日の東京新聞の記事(【千葉から語り継ぐ戦争】「7月13日にも行徳空襲」体験者の証言 …
2020年10月31日 秋本美智子エッセイ
今年はコロナ禍の影響で小学校も休校となった。隣に住む6年生と4年生の孫たちも、親が仕事でいないときは、我が家で勉強することになるのだが、2人はこの時間を「おばあちゃん学童」と呼んでいる。 はじめに1日の予定を立てる。2人 …
2020年3月31日 秋本美智子エッセイ
令和2年元旦、隣に住んでいる孫の小学5年生と3年生の姉妹が久しぶりに我が家に泊まりに来た。泊まるといっても、いつも寝る前に本を読んでほしいという孫たちにとっては、とても楽しいひとときなのだ。そして、『しっぽのつり』という …
2019年11月30日 秋本美智子エッセイ
仕事を辞めて、半年が経つ。振り返ると、今の仕事のない生活を想像したとき、空いた時間をどのように埋めようかと悩んでいた。時間がありすぎて、困りきっているだろうと思い込んでいたのだ。 しかし、そんな空間に飛び込んできたも …